バウンダリー
 
『タイマー』
 2年前のレビューでは「このボーカルには適度なささくれがある」と書いている。ささくれのような特徴といったものは、メジャーでレコーディングをすれば丸められることがよくある。それは刺の無い音楽が良いと思い込んでいるプロデューサーがそう強いることもあれば、体裁を整えた方がいいのではないかというアーチスト側の無意味な思い込みによってそうなることもあって、そうなってしまうとインディーズの頃とは印象が変わってしまって、場合によっては過去の……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『声』
1. 声
2. feeling
3. vague
 重い響きがズンズン来る。18歳の女子3人によるバンドの音源だと思ってCDトレイに入れて鳴らし始めた時の重量感溢れるギターサウンド、ズンズン来る。重ければなんでもいいのかというともちろんそんなことはない。だったらディストーションを強めにかけて低音のつまみを全開に回せば良いだけのこと。でもそんなことでカッコよくなるわけがないことは……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『プロローグ』
 このボーカルには適度なささくれがある。でもそのささくれは声に特徴を持たせようとして意図的に作られたものではなくて、だから伸ばすところでは自然と伸びて、伸びているのにささくれはちゃんと存在してて、自然なインパクトとして耳に心に響いてくる。メロディや主張するところがカラリと晴れたシンプルなもので、旧い世代の僕としては浜田省吾的なポップネスを感じてしまう。まだ10代の3人による3ピースバンドは演奏にも特別凝った何かをやっているわけではなくて……
 
  (レビュアー:大島栄二)