およそ3
 
『およそ3から大事なお知らせ』
 1ヶ月前におよそ3の『ヘッドホン・ガール』という曲についてレビューしたところ、ファンの方と思われる方から「このレビュー面白い!」という感想をいただいて、その上で「新しいMVも公開されたのでそちらもレビューしてください」というツイートをいただいた。普通はそういう申し出は却下あるいは無視なんだけれど、レビューして欲しいじゃなくて、君が自分でセルフレビューを投稿しろよなんだけど、まあおよそ3好きだし、一応リンク貼ってあったMV見てみるかと……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『ヘッドホン・ガール』
 広島の怪バンドおよそ3が東京に進出してしばらく経つ。進出したのっていつだったっけ、webにも書いてないし昔そういうのTwitterかなにかで見たような気がするけれど、彼らの場合普通のバンドが東京進出という時に醸し出す覚悟みたいなものはまったく無かったし、もしかしたら彼ら自身も東京進出とか自覚してなかったりするだろうし、実はもう広島に住んでたりするかもしれないし、まあ、その辺のことはどうでもいいです。良い音楽を作ってさえいれば……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『だいたいの曲は似ている』
 広島の怪バンド、およそ3のこの曲。イイっすね。コンセプトとしては岡崎体育の『MUSIC VIDEO』の楽曲版といったところか。そういっちゃうとなにか二番煎じみたいに思われるかもしれない。また、ビデオの似ているパターンというのはシロウトにもわかりやすいけれども、楽曲の似ているのがなぜどうして似ているのかということは理論を省いた感覚だけではなかなかわかりにくいし、理論を言い始めたら3分5分では終わらないし理屈っぽくなって面白くない……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『What A Wonderful Life』
 メッセージソングなんてもう古いと思っていた。でも、それは間違っていた。絶えず向上しようという拡大思考が現代の限界に直面すれば、前進を止めて現状に留まるスローライフこそ肯定されて、そこに前向きなメッセージなど要らないのだと思っていた。でも、それは間違っていた。生きるということはそれそのものが前進であって、現状がどうあろうと、前に進むということは善であり、勇気である。そのことを、こんなハッピーな曲に教えられた想いがする……
 
  (レビュアー:大島栄二)