clammbon
 
『Lush Life!』
 産業として音楽があって、売れれば続くし売れなければそれまでで。なのに売れなくなっても止められなくて、創造活動を。だからどんどん作って作ってやめればいいのに作り続けて、だって止めるってことは人生を止めるってことだよっていう気持ちはわかるし。それも産業の中でであれば出会うこともなかったはずのものまでネット時代には目に触れる形で存在することを許されて。だから作品が海のように溢れ続けて、その洪水の中で価値のあるものに……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『yet』
 クラムボンも20周年だとか。原田郁子の浮遊感ある特徴的な声に癒されるのか癒されないのかが好きか嫌いかの分かれ目なのだろうとずっと思っていた。思っていたということが、いかに彼らの音楽をチェックしてきてこなかったかということの証拠なのだろう。先日リリースされたこの新曲では原田の声さえもサウンド全体の一部に組み込まれたかのような仕上がりになっているし、ここ数年の曲などを聴き返してみると、単に彼女の声だけに頼っているバンドなんかでは……
 
  (レビュアー:大島栄二)