路地
 
『日々を鳴らせば』
 新年度に入って、路地の新しいMVが公開されていた。この曲が配信を開始するということとリンクしたMV公開だと思うが、これがまた心地良い。彼らのレビューを最初にしたのが2015年で、それから約3年半経過している。当時のレビューの中でまだ300回程度の再生だったMVは多少増えて1800回とちょっと。今回のMVが公開から1週間ほどで1200回なので当時と較べると勢いも注目している人も増えているとはいえるだろうが、それでもこの音楽クオリティからすれば……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『夏のよる』
 バンドをやってれば、ガラガラの客席よりは満員の客の前で演奏をしたいだろうし、音源が売れないよりは売れた方が良いに違いない。それは経済的な利潤という問題ももちろんあるけれど、それよりは、その演奏に足を運ぶ価値があるぞという、音源に金を払う価値があるぞという、音楽への評価そのものとして価値があるに違いないのだ。だからやたらと発信しようと躍起になって情報の渦に自ら身を投じることになってしまう。だが、渦の中で揉まれるようになった時に……
 
  (レビュアー:大島栄二)