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ATOMS FOR PEACE
『Rabbit In Your Headlights』
 想えば、不思議なことでもあるが、今はどんどん、アーティスト・サイドからオフィシャルに無料でライヴ映像を公開するのである。これは、UKのバンドにして今や世界的にもはや、高く祭祀に置かれているともいえるレディオヘッドのフロントマンのトム・ヨークがサイド・プロジェクト的に組んだアトムス・フォー・ピースの昨年の来日における東京公演でのある一曲を巡ってのものだ。しかも、これはUKのジェームズ・ラヴェルことU.N.K.L.Eのプロジェクトの1998年の『サイエンス・フィクション』で彼がボーカルで客演した曲で、懐かしくもあるトリップホップ、ブリストル・ビートを思わせるものである。かの作品には、リチャード・アシュクロフトのみならず、ビースティ・ボーイズのマイクDなど錚錚たる面々が参加している。これを現今、バンド形式としていささかのズレを意識しながら、奏でるやや老いたトム・ヨークの嗚咽のような声とは、とても位相がいびつにも想えないでもない。検索すれば、このMVもすぐに見つけられるが、とても陰惨で救いがないともいえる曲なのだが、ここでのライヴ・テイクでのこれは過剰な重力を越えている。決して、曲そのものが帯びる救いのなさとは、今に通底せず、適さないのだと感じられる。メジャー/マイナーの色眼鏡を外して。
(2014.2.11) (レビュアー:松浦 達(まつうら さとる))
 


   
         
 


 
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