Four o'clocks『朝の恋人』 Next Plus SongTROTRAD『Call my Name』

0.8秒と衝撃。
『ARISHIMA MACHINE GUN///』

 小学生が「発明家になる!」と志したが、大抵の必要は発明されていて、革新的アイディアも捻り出せず「勉強しなさい」「今やろうと思ったのに!」。なんで僕を発明に集中させてくれないの。ヘルメットから伸びたアームに、切ったスイカを挿して、手ぶらで食べられる「食いやスイカ」を制作したが、誰も必要としていない発明品だった。そんな役に立たない珍発明を集め、キレイな写真と解説付きで編纂「すごいテンションの人がつくったヘンなグッズ」という一冊にしたら本屋のサブカルコーナーでバカ売れ、みたいな売り方も今の時代の正解。視点と陳列によって、どんな怪物も商品になる。ただ、編集は大人に任せて作家は志を貫く怪物であり続けて欲しい。
 「お前四つ打ちやナンダカンダ、ファーストフードにしたのお前らやないか、少年声でキモい恋愛。これだけは言える。日本にお前らみたいなバンドしかおれへんかったら、俺、バンドやってナイんじゃ〜」っていう心の叫びを、自分の信じるサウンドやリリックにしてぶつけてきたアーチスト数あれど、そのまま言っちゃいましたっていう手法にうっとりする。この曲の前にだって、いろんな言葉や楽器を持ち上げてみて、最終的にそうとしか言えないのだろうから。
(2014.9.30) (レビュアー:北沢東京)
 


   
         
 


 
 このレビューは、公開されている音源や映像を当サイトが独自に視聴し作成しているものです。アーチストの確認を受けているものではありませんので、予めご了承ください。万一アーチスト本人がご覧になり、表現などについて問題があると思われる場合は、当サイトインフォメーション宛てにメールをいただければ、修正及び削除など対応いたします。