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BUCK-TICK
『惡の華』

 BUCK-TICKは僕がビクターレコードに入った年の看板アーチスト。ロックバンドブームが巻き起こっていたまさにど真ん中の頃のバンド。それが平成元年なのでもう26年。無論インディーズ時代もあり、来年には結成30年を迎える。映像を見ても判るが、解散して再結成したようなバンドとは明らかに違う最先端現役の迫力を持っている。浮き沈みは多少あろうが、この年末にも恒例の武道館公演を実施する。バンドが活動を続けることの難しさは重々承知しているが、だからこそ最前線で走り続けるベテランバンドの存在意義はとても大きいし、若いバンドの励みになるだろう。事実BUCK-TICKは様々なロックバンドに長年多大な影響を与えてきている。
 この『惡の華』はメンバーの不祥事後復活して最初のアルバムタイトルでありシングルの曲。聴くと営業としてレコードショップを回っていた頃のことを思い出す。その後宣伝担当としていくつかの現場で同行し、生の思い出もたくさんあるが、一番の記憶はやはりこの曲。
 musiplのレビューも400を超え、これからはしばらく土曜日のレビューを温故知新と勝手に称し、古い音楽も紹介していきたいと思っている。その最初として、今回はBUCK-TICKを。
(2014.12.13) (レビュアー:大島栄二)
 


   
         
 


 
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