South Penguin『Alaska』 Next Plus Song大滝詠一『君は天然色』

LUCKY TAPES
『TONIGHT!』

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 本当にポップだよなあ。ポップって簡単に創れるものなのかなあ。そんな風に思っちゃうほどに最近はポップな曲を奏でてるバンドが多いです。でもそんなことはないのですよね。昔々に大瀧詠一とかのあたりが作ったポップミュージックはそれこそ神話のようになっちゃって、その神話があまりにも大きくなっちゃって、亡くなった今でも続々と再発とかアナログとかボックスとか出てて、おいおいいつまで商売やってんだよその儲けは大瀧詠一本人には行かないだろ誰が儲けてんだよと思ったりもしますが、そういうのにお金を払っている大半は昔が良かったね的なオッサンなので、そういう人のお金がどこかの誰かに渡っていったところで、まあそれは別にイイじゃないですか。大事なのは今リアルタイムで生み出される音楽。musiplの立場はいつだって今のリアル音楽。昔の巨人たちの功績が神格化されるまでに大きなものになってしまえば、その後に続く人たちはずっとその神様と比較されてしまう。スポーツならばカールルイスの記録を0.1秒でも上回れば認められるけど、音楽の世界はなかなかそうもいきません。大瀧詠一って要するにカールルイスみたいなもので、おいおい今はもうボルトだろ、いつまでカールとか言ってんだよというのに、音楽の世界はいまだに大瀧詠一。ボックスとかとても高額でも売れちゃうらしいスね。でも、若い人たちは一部の耳年増の人を除けば「大瀧詠一? 誰それ?」なのじゃないでしょうか。だからそういう状態のマーケットに、クオリティの高いポップバンドが次々と現れてて、それぞれがまだダンゴ状態のレースの中から、誰が頭角を現すのかという、そういう楽しみな状況が今なんだろうと思います。このLUCKY TAPESもきっとそういう次を期待されるバンドなのでしょう。頑張って欲しいですね。いやそれは彼らに限ったことではなく。そうやってしのぎを削って頭角を現したバンドが、勝者として次の30年のカリスマとして神格化されていくのでしょう。あと10年後に頑張ってもきっとダメです。今、今ぜひ頑張ってください、ポップバンドの人たちは。
(2016.8.5) (レビュアー:大島栄二)
 


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