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絶景クジラ
『最新兵器』

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 なんか気になる。女子4人組のバンドでありつつ、特別美形なメンバーがいるわけでもない。なのでアイドルたちのカテゴリーとは完全に別モノ。バンドだから別に美形なメンバーは必要ないっしょといわれればまさにその通りで、サウンドで勝負できればそれでOK。OKなんだけど、なんとなくハンデあるかな。じゃあそれをハンデだと思うのは何故なんだといわれれば答えに窮するわけだけれども、有り体に言えば男女を問わずルックス命という音楽ファンた一定の割合存在してて、そこをファンに取り込むことが難しくなるからです。でもそんな層に頼らなくても良いもんね、音楽だけで勝負しちゃるけんねと決意すればそれで良いわけで、そして決意して我が道を突き進んでいる感じが満ちあふれてて、とっても好感持てるのです。この曲をレビューにピックアップしようと思って準備したらそのあとに新しいMVが公開されてて、その曲名が「最後に愛は勝つ」とかで何かどこかで聞いたようなタイトルだなと思って見てみたら、聴いたことある曲とは全然違って刺々しくて、全然愛が勝つとか思ってないだろと感じるし、この曲だって画面の中で展開されている能天気ぶりに隠れて(!)いるけどひとつひとつのフレーズはこだわったプログレみたいな音が滲み出てくるし、途中でテンポずれるようなとこでなってる音は一体なんじゃいというツッコミしたくなるし、まあ、マニアックな音追求しとるだろうなあ、それがセールスにはまったくつながらないかもしれないけどと、僕みたいな人はニヤリとしたりします。聴き続けるとナツコ・ポラリスの声は中毒性があって、問題はどのくらいのリスナーが中毒にかかるほどに聴き続けてくれるかなのでしょう。HPのいろいろな文章を眺めていると、精神的変態ともいえる変わった人たちなのだろうと思うし、だから、ライブのMCはさぞユニークで客席を突き放すような感じで展開しているのではないかと期待できます。
(2016.10.22) (レビュアー:大島栄二)
 


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