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佐野元春
『YOUNG BLOODS』

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 先日なにかのテレビ番組のBGMで佐野元春が流れてて、感じとしては洋楽が流れてるような雰囲気なんだけれどもやっぱり佐野元春。その曲が佐野元春だと知ってるからわかるのであって、知らなくて気にしてなければただの洋楽という印象で流れてしまったんじゃないだろうか。30年ほど前に聴いていた時にはそんなことはまったく思わなかったのだが、80年代から90年代にかけての洋楽を聴いては消化して自分の音楽に取り入れようとしていたのがサウンドからよくわかる。当時はまったくわからなかったんだけどね。その佐野元春もコンスタントに活動を続け、今ではロマンスグレイの渋いベテランミュージシャンに変貌したが、この頃は若いなあ。彼の初期の代表曲でもあるこのYOUNG BLOODS、ホーンセクションのキレッキレな演奏がすごくカッコイイし、そのキレッキレぶりに負けない佐野元春のパフォーマンス。若いなあ。それから数十年後のロマンスグレイの佐野元春がテレビで歌うセルフカバーではホーンセクションがフルートかなんかで演奏されてて、枯れたというかもう黄昏な感じでかなり切ない。人に歴史あり、ミュージシャンも年齢を重ねて表現も変わる。とはいえ個人的にはこの若くてエネルギッシュな元春が断然好きだなあ。でもそれを今の元春にやれと言ってもやっぱり無理だろうなあ。する必要も無いけど。
(2018.10.27) (レビュアー:大島栄二)
 


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