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ゆるめるモ!×箱庭の室内楽
『さよならばかちゃん』
 この歌に出て来る、「そんな歌謡曲」というフレーズが僕は大好きである。諦めとキラキラが同時にあって、流行と思い出が見事に引き出されるからだ。/歌謡曲は、風のように街を流れて行き、人を思い、そっと出て行く。その過程で出来上がる、「青春」を歌にすると、味付けが難しい。一歩間違うと、それは、塩っぱ過ぎたり、甘過ぎたりする。出来ればシンプルに、塩だけ振って、拾ったオルゴールの中に押し込みたい。/その点、この曲の歌詞は、絶妙な塩梅でしっかりと言葉が選ばれていて、共にサブカル系とも呼ばれるアイドルとバンドが、手を組んだという、コッテリした油分を、見事に瑞々しく分解している。特に最後のフレーズが、椀の底にひっそり置かれたゆずのよう。/そして、なにより僕が好きなのは、この歌自体が、オルゴールの蓋を開けたら流れてくるような、あの「そんな歌謡曲」になっているからである。
(セルフレビュー by 余田宗(よだそう) (ファン))
 


   
         
 


 
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