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ユアネス
『あの子が横に座る』

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 言葉はいつだって僕らを振り回す。あの日僕があの人に放った言葉はいつだって取り戻すことなんて出来なくて、誰かが僕に放ったその言葉も消えることなんて無い。幼い頃から叶えたかった夢には届かなかった悔しさやもどかしさ。永遠に続くと信じていたあの頃好きだった人に対する愛憎。
 だから欲する。綺麗な思い出と、約束された、保証された揺ぎない未来を。それらを望み過ぎたが故に失うものも多くある。それが今としては過去となり、思い出となり、「あの子が横に座る」という楽曲とその景色が重なり酷く心を締め付けて離さない。時の経過の残酷さ、無邪気で信じて疑わなかったあの真っすぐな純粋さ、大人になるにつれて失うものと、知りたくも無かったこと。常識、記憶、感情、葛藤、経過とのバランス。大人になりきれていない不器用な年代だからこそ曖昧だけど、手探りで何かを掴もうとしている姿。全てにおいて表現が僕が知っているバンドの中でダントツに上手い。期待していた未来には「明日でさえわからないのに」と告げ、望んでいた夢には「才能が無いって事くらいわかってるって」と呟く。しかし後ろ向きな言葉ばかりではなく、「未来の話の続きをしよう」と締めくくる。短編小説を一冊読み終えたかのようなストーリー展開と、完成度の高さ。メンバーと同い年ながらも、福岡のユアネスというバンドに圧倒されてしまった。
(セルフレビュー by しゅっしゅ (ファン))
 


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