大森靖子
 
『TOKYO BLACK HOLE』
 大森靖子というのは同時代のどのシンガーとも違っていて、じゃあなにがそんなに違っているんだろうと思っていた。活動が突飛で行動が突飛で、そのアクロバティックなアクションばかりが注目を浴び、ファンからもそれを期待され、期待に忠実に応えるが故にまたそういう突飛さを好きになる人たちに囲まれるようになる。一時的な刺激はやがて平常になり、同じ刺激量では物足りなくなっていく。それは薬剤耐性のようなものであって、なにも薬に限らず……
 
  (レビュアー:大島栄二)  

 
『ミッドナイト清純異性交遊』
 最近多いアイドルものと思ったら大間違い。大森靖子はロックな人。ロックな人という定義も違うかな、とにかくちょっと普通じゃない人です。その人の新作がこれで、僕またぶっ飛びました。あまちゃんのユイちゃん出てるし。音楽はいろいろなジャンルに細かく分かれていて、すべてのミュージシャンはそのジャンル分けのカテゴライズに苦しんでいる状況だと思います。でもそんなカテゴライズなんてまったく無視の我が道をゆく大森靖子的な活動、いや行動、いや表現……
 
  (レビュアー:大島栄二)