篠原ともえ『クルクルミラクル』 Next Plus Songプラズマ JAP JET『Rollin Rollin』

ポタリ
『GOODLUCK』

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 こういう声、とても好き。音楽にはそのアーチストの背景とか、ポリシーとか、生き様とか、そういういろいろな尾ひれがついてくるし、それは同じレベルにあるアーチスト同士が争っている時にどうすれば一歩先に行けるかということのために重要なことだし、リスナーがそこから興味を持って共感してアーチストのファンになるということはとても多い。だから多くのアーチストやスタッフたちはその尾ひれ付けやキャラクター定着に血道を上げるのだが、それでも、原点に返って「この声が好き」ということだけでファンになることは、人が音楽を好きになる最も大きな理由だと思うし、それでファンになった人は後々まで長くファンで居続けることだろう。例えばKiroroが最初に『長い間』で出てきたときに「これ、何だ?」と誰もが思っただろう、いや、誰も思ってなくとも僕は思ったし、そのインパクトは10年以上経った今も消えてはいない。そんな感じの、「この声好き」をこのバンドに感じる。感じるのですよ。もちろん10年以上経ってもインパクトが消えないためには、10年以上経っても彼女たちが音楽で生きている必要があるだろうし、それはそれでKiroroの時代とは違うハードなハードルだろうとは思うけれど。だからこそ、彼女たちにこそエールを贈ってあげられればという気にちょっとなる。
(2015.8.31) (レビュアー:大島栄二)
 


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