寺山リウジ『グラタン』 Next Plus SongWOMCADOLE『綺麗な空はある日突然に』

Galantis
『Peanut Butter Jelly』

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 じわじわあげてからのブレイク、というお約束な展開は踏襲しつつも、Galantisには引き出しが多い。メロディアスな曲調にゴージャス感を加え、ただテンションを上げていくだけでなく、情緒的な揺さぶりも忘れない。それをわたしなりに表現させてもらえば、「ひゃっほう」且つ「じーん」、である。今のオノマトペの例えが伝わる自信はまるで無いが、そうした二面性こそ彼らの懐の深さを示している。とは言え、エロいのかおバカなのかわからない(結論としては、その両方と言えよう)このPVを見ていると、感傷さだけでなく、さまざまな気持ちが溢れてくる。絶好調の彼らは、待望のアルバムでも曲ごとに違う表情を見せてくれる。EDM系では、とりわけ、フィーチャリング○○、がついた曲がやたらと多い中で、ヴォーカルクレジットがなかったり、オリジナルのシーフォックスという不可思議で魅力的なキャラクターを生み出したり、彼らのこだわりある世界観に興味が尽きない。
(2015.9.23) (レビュアー:夜鍋太郎)
 


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