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TENDRE
『DRAMA』

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 なんだろうこの聴いたことある感は。そう考えて考えて考えてみた結果、これは山下達郎なんだと思った。山下達郎が好きな人はもうこれを聴けばいいんだよ。いや、完全に暴論なんですけど。暴論を暴論と自覚した上でさらに言うなら、ホント、これは最近たくさんいるシティーポップとは一線を画していて、マジ山下達郎。TENDREの6曲入りEP『Red Focus』を聴けばその暴論はどんどん確信に変わっていくよ。かつて山下達郎が出てきた時や、久保田利伸が出てきた時の「おおおおおっ」っていう「新しい音楽を発見した」ような驚きは、音楽ジャンルが未分化な、新しい音楽が出てくる余地がかなり残っていた時代にのみ許されたことで、あらゆる音楽が出現してしまった現在にはその驚きを原体験することはほとんど不可能だ。だけど、よく考えてみてくれ。仮に山下達郎や久保田利伸が新しいけど凡庸な音楽しか作っていなかったとしたらどうだろうか。彼らは新しいという一点のみで世の中の評価を集めたのではないよ。結果的に新しい音楽を発しただけのことで、その音楽は凡庸とはまったくかけ離れた、極めて優れた感動を与えうる音楽だったんだと認識すべきで、だから、この山下達郎を彷彿とさせるTENDREは、山下達郎の二番煎じをやっているマネっこなんかではなくて、良い音楽を追求した結果、山下達郎がかつて(今でもですけど)やっていて、他のどんなフォロワーも追随できなかったある一定のクオリティを突破した、とても優れたアーチストなのだ。いや、完全に暴論で妄論ですけどね、比喩の仕方はデタラメですけど、彼の音楽が良いということだけは、騙されたとおもって聴いてみて損はないほどです。
(2018.2.6) (レビュアー:大島栄二)
 


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