夜ハ短シ『やさしさについて』 Next Plus Song山口穂乃佳『と。』

ピッピズ
『夢の続きをもう一度』

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 バンドマンが練習スタジオに向かって自転車で疾走するビデオ。もう見ていられません。だって、雪ですよ。雪。札幌のバンドですけど、このピッピズ。札幌の人はこの程度の雪で自転車をかっ飛ばすのは普通のことなんでしょうかね。この冬は京都でもよく雪が降って、それでも自転車でお出かけをしてた人たちが街のそこここで転倒してるのを何度も見ました。危ないですよ、本当に危険。ただ、本格的に雪国とはいえない街では雪は社会全体を混乱させて、東京でちょっと雪が降ると全国ネットのニュース番組がそれ一色になってしまって、雪が降っていない地域の人は「そんな関係ないニュースに時間割くな」と言いたくなるし、雪国の人なら「そんなの普通。雪ごときで交通が麻痺とか脆弱過ぎじゃね?」と笑ってるのではないでしょうか。とはいえ、自転車は危険なんじゃないですかね? それとも自転車のタイヤもスタッドレスになってるんですかね? 謎が多過ぎます。昔札幌に行った時に、交差点の歩行者用信号が全部青になって。普通なら斜めに渡る人がいても良いのに誰も斜めに渡ろうとしない。おかしいなと思いながらも急いでいたので斜めに行こうとすると、横断歩道の外に足を踏み出した瞬間にツルーっと滑りました。どういう仕組みなのかはよくわからないけれど、横断歩道のところだけが安全地帯なのだなと悟りました。そりゃ斜め横断する人いないはずです。地元の人の常識はすごい。でも、だからといって雪道を自転車はないだろうと心の底から思うのですが、どうなんでしょうか。札幌の人は雪でも自転車がスタンダードなのでしょうか。そんなことはないだろと論理的な頭では考えるのですけど、こういう動画を見たら、うーん、雪国の人だけが知っている自転車でも絶対に転ばない秘伝の技があるのではないかとますます悩んでしまうわけです。

  音楽の話、バンドの話、まったくしてませんでしたね。曲を聴いていると途中から突然リズムが変わることに気付きます。そしてスタジオに入ったシーンではさっきの雪のシーンとは似つかわしくないラスタカラーに気付きます。レゲエですねレゲエ。いやまあ典型的なレゲエバンドではないと思うけれども、こうやっていろいろな音楽が融合してて、面白いなあと思います。それも札幌、雪国から。彼らのTwitterアカウントのプロフィールには所在地が「日本のニューオーリンズ 」と書いてあります。んなわけねーだろと突っ込んでしまいますけど、音楽を聴けば、彼らの心はいつだって自由に日本のニューオーリンズでレゲエを奏でているのかなあなんて思います。
(2018.5.7) (レビュアー:大島栄二)
 


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