ポタリ『途切れた呼吸』
カネヨリマサル『関係のない人』
Solange
『Almeda』
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姉、Beyonceのゴージャスで圧倒的な（躍動感あふれる）作品もすばらしいが、Solangeの雰囲気も好きだ。どちらかを延々聴き続けなければならない呪い（なんだ、それは）があるとしたら、妹にするだろう。しっとりと落ち着いた心持ちでいくらでも聴ける。夜、眠るときだって安心。いや、呪いの話はどうでもよくて、Solangeの新作がすばらしい、と言いたかった。事前アナウンスなく、3年ぶりに新作がリリースされたばかり。自由なる魂に導かれるように、彼女自身の世界観を映し出した楽曲たちが並ぶ。心が震わされ、ある種の「目覚め」を感じさせる作品だ。多彩なアーティスト陣も参加しているが、その強烈で静かなる個性によって、彼女の存在感ばかりが際立つ。派手さはないものの、じっくりとその世界に入り込んでいくような、色彩豊かでやさしい音とメロディ。真剣に耳を傾けて聴くのはもちろん、朝一番の太陽光とともに、このアルバムから一日を始めるのも気持ちがいいはず。
(2019.3.27)
(レビュアー：夜鍋太郎)
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