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『隣のスタジオ』

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 バンドマンの活動はスタジオとライブです。頑張り始めるとレコーディングとかツアーもやるんだけれど、まずはスタジオで練習。バンドの練習スタジオは防音設備になってるんだけれども隣の音が漏れ聴こえることも多くて。1時間2000円とか3000円とかする料金を払ってるのに2時間借りては途中休憩を15分取ったりすることも普通。60分2000円のスタジオで15分休憩したら500円。4人がジュースを買って飲むのと同じくらい休憩時間にお金払ってたりして。それでも休まずに2時間とか3時間の練習はしんどいしね、みんな休憩してます。休憩ではロビーでたむろしてたりして、他の部屋で練習してるバンドマンと隣のテーブルに座ったりして。そういうところからバンド友達が出来たりすることもしばしば。そうなるとお互いのライブを見に行ったりすることになって、ちょっと面倒だったりもするけれど、孤独にストイックに練習して交流しないというよりは、バンド生活に潤いが生まれたりしていいんだと思います。
 そんなことを考えたりするから、曲名が「隣のスタジオ」というだけでちょっとドキドキしたりしますよ。どんな出会いが生まれるんだろうドキドキ。そのMVに可愛い女の子のイメージカットとかはさまれたら、おいおい隣のスタジオにそんな女の子が練習に来てて、恋が生まれるとかほとんど無いだろとか突っ込みつつもドキドキ。
 でも、歌詞に注目してても具体的に隣のスタジオの女の子とのラブロマンスが始まるというストーリーじゃないんスね、ちょっとガッカリ。いや、だから曲がつまらないということじゃなくて、ちょっと過剰な期待がダメでしたね。そもそも、隣のスタジオに可愛い女の子がやってきて、休憩中に恋が始まるなんてことはまず無いので。99%無いので。そんなストーリーだったら「そんなん無いやろ」の一言で終了してると思うので、やっぱこの歌詞で正解だったと思います。
(2019.5.27) (レビュアー:大島栄二)
 


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