Dear Chambers『ワンラスト・ラヴァー』【ちょっとモヤモヤな内容をスキッとカラッと聴かせてくれるバンドの力量】
スッキリとした音だ。イントロというか曲頭をドラムのフレーズから始まるわけだが、ひとつひとつの音の抜けがイイ。そのドラムに重なって入ってくるギターもベースもひとつひとつが驚くほどクッキリとしてて心地いい。3ピースで余計な音を重ねまくって ...
Dear Chambers『東京』【粗くざらついた声質での絶叫の中に、イライラや焦りや絶望が現れては消え、消えては現れ】
東京をテーマにした曲はたくさんあって、それはすべて東京という特殊な街と作者の関係性を赤裸々に表現したものだ。地方都市をテーマにした曲にはノスタルジーばかりが漂うのに、東京の曲には単純なノスタルジーではなく、生命そのものの格闘が描かれて ...