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Za FeeDo『ソバカス』【技術的にも精神的にも洗練された、数段上の音楽という境地】

カッコいい。とてもカッコいい。音楽は人類の誕生とともにあったんだろうと思っているが、伝承されるいにしえの音曲がずっと伝えられてきた流れから新しい曲を各人が作り始めて、オリジナルを重視して新しいものを求めるが故にこれまでの音と違うのはなんだろうということばかり考えてジャンルがどんどん細分化していくというのはせいぜいこの50〜60年くらいのことではないだろうか。それももはや行き着く先まで行ってしまった感があって、最近はリバイバルというか、70年代とか80年代とかの音楽をもう一度的な形で新たな音楽が作られている。このZa FeeDoというバンドのこの曲も、どこかで聴いたことあるような無いような、不思議な気持ちになる。だがそれはパクリとか模倣ということではなくて、今の時代や気分に沿った中で、「新しい表現」なんていうことに過度に縛られることなく、好きな音楽を自由に表現しているような雰囲気が伝わってきてこちらまで楽しい気分になってくる。途中間奏ではギターソロでハンマリングとか過激に弾いていて、ハードロックでしたかと耳を疑いたくなるのだけれども、そういうのも含めてみんな好きなように音を鳴らしていて、それが全体ではとてもポップな仕上がりになっていて、こういうのは技術的にも精神的にも洗練された、数段上の音楽という境地に達しているように感じる。これが実現するには使用する機械の発達などの側面も小さくないのだが、表現者が様々な音楽ジャンルを体験した上でやっと到達できるステージ/段階という側面も見逃してはならないだろう。細分化の果てに得た自由というか、そんなものを感じられるし、そんなことを考えなくても、単純に聴いて楽しいポップミュージックである。

(2016.5.12) (レビュアー:大島栄二)


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review, 大島栄二

Posted by musipl