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坂本慎太郎 feat. Fuko Nakamura『悲しみのない世界』【ファン愛が試される? feat.って、どうなんでしょうかね?】

坂本慎太郎は元ゆらゆら帝国の人。というかボーカルギターなので坂本=ゆら帝と考えている人も多いのではないだろうか。この曲は昨年2曲シングルとしてリリースされたうちの1曲で、「feat. Fuko Nakamura」ということで女性ボーカルが全編を通して歌っている。坂本の声は聴こえてこない。こういうの、どうなんだろうか。「坂本慎太郎の曲だ!」ということで聴いてみて、納得するのだろうか。人によって反応は様々だろう。普通のファンは「なんだよ、違うじゃん」というかもしれないし、熱心なファンは「このフレーズが坂本慎太郎だ」と感心するかもしれないし、逆に坂本慎太郎やゆら帝のことを知らない人なら「なんか良いよね」と普通に受け入れるのかもしれない。Fukoさんはゆら帝時代からコーラスなどで参加していた人らしいので、バンド時代からライブを何度も見ている人は「ああ、あの人か」と思うかもしれない。では、吉田美和がまだ無名時代に小泉今日子のライブコーラスを担当していたからということで、吉田美和のソロ曲を小泉今日子が作詞作曲して「小泉今日子 feat. 吉田美和」というアーチスト名でリリースしたらどうなんだろうか。うん、それは普通に「良い曲じゃん、歌上手いじゃん」と納得するとは思うのだが、そこに小泉今日子の名前要るのかという疑問は付いて回る、だろう。いやまあ今となっては誰もが認めるシンガー吉田美和のことを比較例として出してみることにどのくらいの意味合いがあるのかはよくわからないものの、こういうのをどう捉えるのかというところに、ファン愛が試されているのかもしれません。先週リリースされた最新アルバムには坂本慎太郎の声がちゃんと入っているはずです、多分。曲リストには「feat.」の文字は見当たりませんから…。彼のアルバムには全曲のインスト盤が付いているので、それを使って「坂本慎太郎 feat. 自分」というのを録音してみるのも、音楽の新しい楽しみ方なのかもしれません。

(2016.8.2) (レビュアー:大島栄二)


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review, 大島栄二

Posted by musipl