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D.W.ニコルズ『奈良ならいいよ』【緩急組み合わせたバンドの幅広さがイイね】

奈良ならいいよって、結局それって語呂合わせというか、歌った時のこのサビのフレーズが楽しげであるという、そこだけで作ったでしょうこの歌は。そう思うのが正しいのか間違いなのかはアーチストに聞いてみなければわからないけれども、たとえそういう語呂合わせだけで作ったとしても、そういう作り方はアリだと思います。変に哲学的な歌詞を眉間に皺寄せて歌えば良いというものではなくて、語呂が会った時の楽しさ、それをサビフレーズとして繰り返すことの楽しさ、そういうものも音楽の大切な要素だと思うのです。D.W.ニコルズはそのバンド名からしてユニーク、というかふざけてるんですかと聞きたくなるような存在なんだけれども、こういう「ふざけてるんですか?」と聞きたくなるような曲を書く能力も秀でているのでしょう。無論コミックバンドではないのでマジ(?)な曲もいっぱい持っていて、そういったものの組合せが、ファンにはグッとくるんじゃないかなあと。全部速急ストレートではどんなに速い球でも打ち返されるけれども、緩急組み合わせればそんなに速い球持ってなくても三振取れるみたいな。YouTubeの再生回数も多い『春風』や『ありがとう』みたいな曲は本当に良いし、むしろそっちをレビューした方が良いんじゃないかとも思うんだけれども、この『奈良ならいいよ』のトボケた感じの楽しさが、やっぱり彼らなんじゃないかなあという気もするわけです。

(2016.12.22) (レビュアー:大島栄二)


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review, 大島栄二

Posted by musipl