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バックドロップシンデレラ『フェスだして』【フェス、そんなに出たいですかね??】

とっても個人的な意見なので無視してもらうのがいいのだが、フェスっていうのは昔の歌謡業界における紅白歌合戦のようなものじゃないかなあとこの10年以上思っている。バンドも目標があった方が活動に張りが出るし、だからフェスを全否定するつもりはないんだけれども、でもなんかその舞台に向かって必死にやってる姿って、一体どこを見て活動してるんだろうなあという気がしないでもない。音楽業界の人間がこんなことを言っていいのだろうか、抹殺されるのではないだろうかという危惧もないわけではない(まったく無い)が、その昔、ベストテンなんかが盛上がってた頃に「オレはテレビになんて出ないぜ」といってテレビ拒否をしてたアーチストがいて、ああ、こういうのカッコいいなあと僕も思ったし、多くの若者がそう思って熱狂したりしてた。じゃあそういう人たちが終生テレビに出なかったのかというとそんなことはまったくなくて、おそらくそういってたすべてのアーチストはその後テレビにも普通に出てる。だから、まあテレビに出るも出ないも結果論としてはそんなに違いはなかったのであって、だから、フェスに出ようが出まいが、結果的に大きな違いはきっとないのだと思う。ただまあ、実力をつけてから請われて出る方が、自分たちから「出してくださいお願いします」というよりは、カッコいいかなあとは思う次第。バックドロップシンデレラのこの『フェスだして』という曲は、サラリと聴けばフェスに出たい症候群の成れの果てのようにも見えるけれども、実際は、フェスに出たい出たいとばかり言ってるバンドマンを軽く皮肉っているようにも思える。いや、それもこれも聴く人がフェスにどういう感情をいだいているのかにもよると思うけれども。で、あなたはどう思いましたか? 僕はどう思ったのかって? コサックダンスでも踊れそうなフレーズが入ったこの曲はけっこう好きで、これが鳴ってさえいればフェス会場であろうとライブハウスであろうと自分の家だろうと路上だろうと、踊ればイイじゃんって、そんな感じです。

(2017.4.25) (レビュアー:大島栄二)


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