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pachae『エゴイスティック・レスキュー』【いろんな要素が詰まりに詰まっててもうおなか一杯。良い意味で】

ものすごい。たった3分半程度の曲なのにいろんな要素が詰まりに詰まっててもうおなか一杯。良い意味で。とても良い意味で。この曲の1ヶ月ほど前に公開されてた彼らの『タイムマシン独奏曲』という曲があって、それはこの曲よりもピコピコ音の強いテクノっぽさが前面に出ていたけれど、この『エゴイスティック・レスキュー』はもっとバンドバンドしたサウンドに仕上がってて、思わず「ファンクかっ!」と叫びそうになったけれど、地味にギターのテクニックがすごいので、せめてこのくらいギターが押し出されて目立ってもいいんじゃないかと思う。で、その結果ジャンル的になんなんだというのが混沌としてきてはいるけれど、安易に「ジャンルはこれ」みたいなこと決めなくてもいいんじゃないだろうかと思う。サウンド的な引出しも、歌詞的な引出しも、それらを融合して独自な世界を構築していく力も、どれも卓抜してる。おまけにMVをつくるアイディアも撮影能力も際立ってて、ちゃんとやればズンズンと伸びていくこと間違いなしだと思う。ただ、この曲でSNSについても触れていて、SNSのなんたるかについて熟知しているはずなのに、彼らのTwitterもインスタもフォロワーめっちゃ少なくて、やる気あるんかいなと、やる気なかったら音楽の素質とはまったく関係なくバンドなんてすぐに瓦解するからねと、そこだけがとても心配になる。でも、ある程度普通のアマチュアバンド程度の活動をちゃんとするだけで、このバンドは多くの人に見つけられて、1年後くらいにはまったく別の領域で音を鳴らしているんじゃないかなあと、密かに期待したいし、もうしてる。

(2021.2.11) (レビュアー:大島栄二)


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review, 大島栄二

Posted by musipl