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FOALS
『Mountain At My Gates』

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 横綱相撲、と言ってもいいかもしれない。奇をてらうことなく、正統派のロックを鳴らすこの曲の存在感、そのオーラ、共に文句なし。この圧力はすごい。これまでFoalsはアルバムごとに、着実な成長と変化を見せてきた。愚直な印象こそあるが、どのアルバムも魅力的で、この先すごいことになっていくんじゃないか、という期待に溢れる作品を毎回届けてくれた。そして今回のアルバムは、彼らの一つの集大成となったのではないだろうか。この曲、イントロからぞくぞくする。尚も相撲っぽく言わせてもらうならば、立ち合いから戦意喪失。いや、立ち合いよりも前か、っていうか、見合ったところから、いや、塩をまくところからかな……って細かく刻んでいく例えはともかく、徹頭徹尾、正攻法のロックだ。こちとら、一方的に押しまくられ、圧倒されてしまう。後半の疾走感もまた半端ない。PV内での強風にも負けないくらい、彼らはどっしりと迫力ある音をかき鳴らしている。
(2015.10.14) (レビュアー:夜鍋太郎)
 


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