小林未季『Dance』 Next Plus SongPUP『DVP』

谷本賢一郎
『なまえ』

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 誰だこのもじゃもじゃ頭は、なんてことを言ってはいけません。NHKEテレでやっているフックブックローという人形劇(?)番組に生身の人間として登場する平積ケッサクくんです。子供がいない家庭ではほぼ知られていないだろうこの人も、子供がいる家庭ではかなりの有名人のはず。Eテレの子供番組にはいい歌がたくさんあって、現在僕が好きなのは「みいつけた」という番組の中で流れている「グローイング アップップ」。作詞は宮藤官九郎、作曲は星野源。おさがりで座っているごはんのイスと子供の成長の物語を歌っているのだが、ほのぼのとしたテイストながら成長というものをリアルに捉えているなあと感心する。単なる子供向けというより、子育てをしている親も一緒に成長していくヒントになっているような気がする。もじゃもじゃ頭の平積ケッサクが登場するフックブックローも大人のシャレが効いている。もう3年程見ていると、同じ回が何度も繰り返されて放送されているのが判る。だとしたらもじゃもじゃ頭の人はもう収録の仕事が無いんだろうか、じゃあ何やって暮らしているんだろうかと心配になってくる。まったく余計なお世話なのだが3年も毎日顔を見ていると親近感も湧いてくるというもの。調べてみると各地でコンサートを開いている様子。ああ、音楽活動を続けているんだ良かった良かった、そりゃそうだ、売れないインディーズバンドよりも毎朝テレビに出てる人の方が人気も集客力もあるもんな、なんて安堵する。しかしそのフックブックローも毎朝の放送は3月で終了。普通のお兄さんになっていくのだろうか。おかあさんといっしょの歌のお姉さんも3月で卒業。新しい人にバトンタッチ。そうだな、3月って別れの季節でもあるものな。同時に新しい出会いも季節でもある。新しいキャストに子供たちはすぐに馴染んでいき、親の方がなかなか馴染めずに昔のキャストを懐かしむのかもしれない。それは身体と心の成長のスピードと同じなのかもしれないと、ふと思う。
(2016.3.29) (レビュアー:大島栄二)
 


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