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POLLYANNA
『TAKE ME WITH OVERLAND』

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 最新型渋谷系と、Twitterのプロフィールには書いてあった。では1990年代の渋谷系は一体どんなものだったのかとか振り返ってみても、そりゃ時代背景とか音楽の流れとかあるから一概に規定するのは難しくて、あの頃のあのバンドとかあのアーチストとかと比較してもあまり意味が無い。それでも無理矢理考えてみれば、当時のフリッパーズなどには当時斬新すぎて驚いた攻撃的な軽さがあって、その軽さの部分だけが上澄みのように純化されて、形になったのがこれっていう感じがする。当時の音楽背景では軽いサウンドにしていくことに深みみたいなものがあって、だから軽いっていっても言葉通りの軽さではなくて、でもそんなことを今のあらゆる音楽がシーンに存在する状況で言っても説得力無いし、ダサイだけ。だからこういう上澄みのように純化された軽い音楽は、ある意味純粋培養された結晶のようなサウンドといっても良いのではないだろうか。聴いてみると低音が思いっきり削られている。イントロからキックの音が鳴っているけれど、ロックバンドだったらもっとそこを突くよね。全体的にシャリシャリとした音ばかりが前面に出てきてて、それがこの純粋培養軽めサウンドのキモなんじゃないだろうか。まさかYouTubeの音だけ軽いミックスにしてるとかじゃないよね、まさかね。だからライブで見るとPAさんの趣味とか会場の鳴りクセなどに左右されて意外なまでのヘビーな音になったりしてそれも面白いかもしれない。POLLYANNAのボーカルはこの6月に新しい人になったらしく、これは交代前のボーカルです。新しいボーカルの動画はまだありません。コメント欄には前のボーカルの方が良かったとかいう言葉もあるけど、バンド自体が生きている以上、過去を振り返ったりしても仕方ありません。新しいメンバーでズンズン突き進めよ♬。
(2016.9.1) (レビュアー:大島栄二)
 


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