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ポタリ
『ナイショ ナイショ』

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 レビュー1000回を突破したことを受けて「過去の記憶に残る曲紹介シリーズ」でいろいろな曲を再紹介してたところ、ポタリの人はもちろんファンの人たちからたくさんリツイートされて、先週はずっとデイリーアクセスランキングで1位。こういうの嬉しいです。いや、嬉しいとかこっちの都合の話だけじゃなくて、バンドが頑張っとんな〜、ファンも応援しとんな〜、ということが感じられて、そういうの、いいなと思うわけです。もちろんmusiplが音楽メディアのすべてではないし、むしろ異端でしかないんだけど、そんな場末サイトでの紹介だってちゃんと(本人やファンが)チェックして広がっていくということは、もっと王道のメディアでの露出も広がっていくのだろうし、ライブ情報とかそういったことも広がっていくのだろうし、結果的にそれまで知らなかった人がバンドのことを知る機会が増えていくんだろうと思います。
 で、この曲が10月にリリースということで、聴いてみるとやっぱり声が良い。どんな声が好きなのかは人によって好みがあるんだろうけれども、きっと最大公約数的な音楽ファンに届く声じゃないかなあと改めて思う。高音を中心としたキュートな声はボイストレーニングによってある程度は作ることも出来るし、その結果のアイドルグループもたくさんあるし、だがこの鈴木さんの声はそういう作られた感じではなくて、だからやっぱ貴重だよなあと思う。ただ、この高音域での魅力をアシストするのは低音域の声だったりするわけで、その低音域のメロディが前回レビューした『GOODLUCK』には結構あって、それが今回の曲ではほとんど無くて、だからちょっともったいないなあと思う。鈴木さんの低音域の声はただ高音域の魅力をアシストするだけの役割ではなく、単独で魅力的な低音域の声でもあるので、だからよけいにもったいないなあという気がする。もし、高音域を全面的に押し出す目的で曲作りをしているのだとしたら、ちょっと立ち止まって、低音域メロディを交えることで歌の魅力は立体的になるんじゃないかなあなんて老婆心的な余計な意見をちょっとだけ言ってみたくなる。
(2016.12.8) (レビュアー:大島栄二)
 


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