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ケリーマフ『with Trash Beat』

  〜荒々しく吠える表現スタイルとシンプルなサウンドの心地良さの原点〜 インタビュー=大島栄二

【ツアー『Trash Beat Tour』について】

musipl「リリース、レコ発が終わり、これからツアーがあると聞いていますが、ツアースケジュールを教えてください。」

kajiwara「7/17日 上諏訪ロックハーツ、8/6土 和歌山GATE、8/7日 大阪キングコブラ、8/13土 名古屋ハックフィン、9/2金 新松戸FIREBIRD、9/9金 富山クローバーホールが今のところ決まっています。」

musipl「ツアースケジュールは、今後追加される可能性はありますか。あるとすれば、追加される都市の候補はどこでしょうか。また、これまで行ったことないし、今回も予定されていないけれども、今後ツアーで行ってみたい街はありますか?」

クボ「まだまだ追加されます。日本全国でライブしに行きたいです。

瑞樹「九州にまた行きたい。何度か行かせてもらってたんですけど、震災の現状を知りたいし、そこで対バンした人たちの生活拠点がライブをした博多や小倉とは限らないし、熊本出身て言ってた人もいた。東京にいて伝わってこない状況があるんじゃないかと思って、散々世話になったからとにかく何かできることないかと思ってます。行ったことないところだと、全く土地勘ないんですけど北海道、東北。
 2010年に初めてツアーに出たんですが、初日が神戸で、対バンにキュウソネコカミがいました。今活躍してるの見て凄いなと思います。
 やばかったのは移動中にケンカになって、散り散りで200km区間ぐらい別行動した事。不安に負けて合流したときは無条件で仲直りしてました。ツアー中は気持ちも体力もギリギリなので、それぞれの正義感や最善が擦り合わなくなる時もあるんですよね。一生懸命になった結果で誰も悪気はないんですけどね。」


musipl「ケリーマフにとって、地元東京でやるライブと、ツアーでやるライブには、ライブの内容や、意義などについて違いがありますか。あるとすれば、どういうものでしょうか?」

クボ「東京でもツアー先でもライブ自体は特に変わらないと思います。でもツアーに出ると新たな繋がりが出来るので楽しいです。

瑞樹「この1回のライブを見ただけで、1年でも2年でも待っていてくれる人が、何人できるだろうと思ってライブやります。再会までは東京で修行する感覚です。1年待っていてくれた人の前では絶対裏切らないライブをやんなきゃなと思ってます。
 東京だったら騒ぎたい時に一緒に爆発できるバンドであれたらいいですよね。爆発提供者みたいな。ライブ以外でふりきれる瞬間て普段そんなにないので、自分もライブハウス通いしてた頃はそこの非日常に救われてたし、ケリーマフもそうなれたら嬉しいなと思います。来てくれた人が「自分いま生きてるなー!」みたいな実感を持てる30分を生み出すのです。」

瑞樹「普段と違うのは会場の形、機材やPAさんの趣向。ステージにいるときの音の拾い方は特に注意して、予測してリハします。土地勘ないし言葉や文化が若干違うし、移動長いし!寝不足だし!イベント始まったらアウェーだし!って状況でライブやったら精神的には強くなりました。受け入れてくださった各地のライブハウスと対バンに恩返しできるようなバンドになる。ヤバい新譜を作ってまた戻ってきたいです。」


 

ケリーマフ『東京湾』 / 2015.4.19.京都夜想

 

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