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Baths『Out』【真摯な態度に基づいたエレクトロポップの世界観は、胸を打つほどに豊かでうつくしい】

以前、Geotic名義の曲を紹介したが、今回はBathsとして。4年ぶり3作目のアルバムが発売されている。彼は日本の文化(というかアニメ)が大好きらしく、アルバムの曲には「(碇)ゲンドウ」という歌詞が出てくるほどだ(しかもその曲名は「Adam Copies」というのだから、エヴァ度、シンクロ率ともに120%超え!)。彼の「影響を受けたもの」「好きなもの」を包み隠さず、楽曲内に放出することによって、Baths名義ならではのポップさが圧倒的なまでに解放感を伴って現れる。BathsことWill Wiesenfeldという存在すべてを注ぎ込んだ、そんな真摯な態度に基づいたエレクトロポップの世界観は、胸を打つほどに豊かでうつくしい。ただ、このPVはショートストーリーみたいなものが描かれ、字幕でセリフが出るため、話の流れを追うのと曲を聴きこむのと、別々の集中力が必要なのでそこは注意が必要だ。まあ、内容をつかめたとしても、あまりに変てこな(自作の)映像なのだが、それもまた彼らしい。

(2018.1.10) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl