<!-- グーグルアナリスティック用のタグ -->

Squarepusher『Terminal Slam』【凶悪的なまでに最強のエレクトロミュージックと、めまぐるしく移り変わっていく映像】

ついつい日本が舞台となるMVを扱ってしまいがちな私だが、この曲の疾走(暴走)感満点の映像にぴったりなのは渋谷の街以外にない。ディレクターは真鍋大度で、彼はPefumeのライブ演出も手がけている(昨年のコーチェラでの彼女たちのステージは、アイデアも技術も革新性にあふれ、驚異的な映像演出だった)。そんな彼が作ったMVには、やはり衝撃を受けてしまう。終始圧倒されるし、見る度に度肝を抜かれる。Squarepusherの破壊的、凶悪的なまでに最強のエレクトロミュージックと共に、めまぐるしく移り変わっていく映像がすさまじい。大げさだが、渋谷という街が解体されていくような(同時に再生もされている、と言ってもいい)、そんな感覚になる。強烈な電子音楽に導かれるがごとく、私たちの街が近未来かつディストピア的な様相に展開されていく。この驚きの体験を楽しむべし! また、MVを解説する特設サイトもあるので、興味をひかれた方は、そちらもご覧になってほしい。

(2020.3.10) (レビュアー:夜鍋太郎)


ARTIST INFOMATION →


review, 夜鍋太郎

Posted by musipl