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ACE COLLECTION『Lady』【曲を全速力で駆け抜けていく。その怒濤ぶりが実に心地良い】

切れが良い。スペーシーなサウンドだなあと一瞬感じたが、サウンド自体は特にスペーシーな要素がそんなにあるわけじゃなくて、ボーカルの声質、これはエフェクトの影響も大きいのか、そうじゃないのか判らないけれど、この声質がそう感じさせる源だと理解した。ボーカルにエフェクトを掛けることの是非についてはいろいろ意見もあろうし、そもそもこの声がエフェクトによって作られているかどうかも判らないけれど、個人的にはエフェクトで魅力的になるんだったらゴリゴリにエフェクトかければいいじゃんと思う。もちろん音楽の種類にもよるわけで、オペラの人や浪曲の人がエフェクトで声をスペーシーにしましたとかいうのはちょっとなあと思うけれど、ポップス系の音楽で何の問題があろうか。ボーカリストが自分の声に何らかのコンプレックスを持っていて、それでエフェクトでコンプレックスを隠したいというのなら、じゃあ人前で歌わなきゃいいじゃんと思うけれど、このACE COLLECTIONのたつやは曲の全編通して最前列に出てきて歌いまくってて、コンプレックスを持っている人のような印象はまったく無い。イントロ前から歌い始めてて、4分35秒を全速力で駆け抜けていく。その怒濤ぶりが実に心地良い。良い曲になるならなんだってやるぜという心意気さえ感じさせてくれる。HPのプロフィールによると、YouTubeでカバー曲を公開することで注目を集めたとある。その手法は多くのバンドがやっていて、著名曲を検索すると無名アーチストのカバー動画がひっかかって聴いてもらえるというプロモーション手法なのだが、下手だったり特徴が無かったりすれば、いくら検索でひっかかってもファンになってもらうことはできない。彼らのYouTubeチャンネルは12万もの登録をされているわけで、やはり注目に値するパフォーマンスだったのだろう。これほど注目されてワンマンツアーをやるほどなのに、リリースは配信のみでCDは出してなくて、そういうところも昨今のニューカマーらしい。

(2019.3.12) (レビュアー:大島栄二)


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ACE COLLECTION, review, 大島栄二

Posted by musipl