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DA PUMP『桜』【DA PUMPに二匹めのドジョウはあるのだろうか】

2018年はDA PUMPの年といっても過言ではないのではないだろうか。普段テレビの歌番組をつけたりしない我が家では保育園児の息子も流行には疎く、疎くとも別に困ってるわけでもないのでしばらくはこれでいいかと思ってたところになぜかUSAは知っていると言う。今年に入ってからそんなことを言い出して、そういえば紅白を録画してたから「見るか?」というと「見る」と。見せると何度も見るといってビデオのリモコンを使いこなして延々とリピート。うっかり頭出しし忘れて見てしまったいきものがかりまで好きになるという始末。どうやら保育園でお友だちが歌ってて、踊ってて。繰り返し繰り返し歌ってるから気になって、知るようになったらしい。その時点でDA PUMPのダの字さえしらない幼児が巡り巡ってその歌を知る。流行りというものを久しぶりに実感した。どんなに売れているバンドも歌手も既にファンである人たちの購買によってヒットチャートに居ることができるという時代に、音楽番組というものがあることさえ知らない幼児がその歌を知って繰り返し聴くというのは本当にすごい。毎日毎日音楽番組が放送されている時代に毎日姿を見ていたピンクレディーや松田聖子が人気者というのとはまったく訳が違うレベルの話だと思う。もちろん、そういう状況であっても届いていない人にはまったく届いていないのだろうけれども。

そのDA PUMPの新曲がこれ。どうなんだろうか。USAでDA PUMPを知った人たちは満足するのだろうか。ISSAはUSAの時の髪型を続けてた方が良かったんじゃないだろうか。USAの時はYouTubeで1曲フルで聴かせてたのに1分21秒だけしか公開しないって、それでは不満も多いんじゃないだろうか。まあせっかく注目も集まっているのだからここで全曲聴きたい人には買ってもらいたいという気持ちもわかるし、いつまで続くのか判らないのだからここで回収モードに入ってということも至極当然ではあるけれども、どうなんだろうか。そんなことは音楽業界のプロたちなのだから百も承知のことで、色々考えた結果こういうことになっているのだろうから、おそらくこれが彼らにとっての最善の策。吉と出るか凶と出るのかまで最初からわかるはずもなく、こういう戦略が結果としてどうなるのかは注目に値する。もちろん、戦略の如何に関わらず過去未来に数多あった一発屋と同じ運命を辿る可能性だって十分にあるわけで、そのリスクや恐怖の中で彼らが次に進もうとしている姿はそれだけで賞賛に値するし、いろいろな困難を乗り越えて突破して、こんな場末のレビューなどまったく外れたよね、杞憂過ぎだろうまったくと笑われてしまうことを願いたいものだ。

(2019.3.30) (レビュアー:大島栄二)


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review, 大島栄二

Posted by musipl