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Gus Dapperton『Fill Me Up Anthem』【うだるような暑さの中で聴いても清涼感を漂わせるようなポップの魅力】

ポップアイコンとして、NYのファッションメディアでも注目されているGus Dapperton。ファッション界隈のことに疎すぎる私にも、このMVから、なんだかおしゃれな感じだな、という程度のことは伝わってくる。洗練さとしやなかさが備わった、彼のたたずまいが印象的だ。また、この曲に関しても、押しつけがましくない、軽快で洗練された音やメロディが気持ちいい。うだるような暑さの中で聴いても清涼感を漂わせるような、そんな印象も抱かせる。アーティスティックでありつつ、ポップの魅力も爆発させている。MVにおいても、シュールというのか、彼の芸術的なこだわり(ただ難解なわけでもなく、そこにもある種の軽やかさを残している)が感じられる。レトロ風な電子音のくり返しと、意外とエモーショナルな歌声に、心をつかまれてしまう。曲が終わったあとも、彼の存在感はしっかりと脳裏に残ったままだ。新作アルバムが出たばかりなので、そちらもぜひ聴いてみてほしい。

(2019.8.21) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl