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CRYAMY『プラネタリウム』【恐るべきハイテンションロックスター】

よく知らないんだけれど、この歌ってる人の目の見開き方がすごくて釘付けになる。なんだろうこのハイテンション。歌自体はそんなにハイテンションじゃないけれど、この人はハイテンションだ。誰なんだこいつは。HPによるとカワノという人らしい。興味が出てくる。なので過去のMVを見てみる。過去っていってもそんなに活動歴あるわけじゃないけれど、その近々の過去MVを見てもそんなにハイテンションだというわけではない。それでライブ動画を見てみる。おおお、これはハイテンションだ。冒頭からカワノが喋る。喋ってるのに目が見開かれている。喋りもハイテンションだ。エレカシ宮本浩次と競うくらいのハイテンションだ。曲を始めてもハイテンションだけれど、喋りの時ほどのハイテンションではない。歌ってる時に前髪が完全に下りて目がどうなってるのかが見えないからそう感じるだけかもしれないけれど、喋っている時はギター弾かなくていいからか、両手で髪をかきあげる。だからこの見開かれた目が見える。そのことも彼のハイテンションぶりを増幅させているように思う。

このハイテンショントークがあれば、ユーチューバーとしても大人気になりそうだ。歌うよりも喋ってる方がこの人は面白い。見ていて面白い。ひとつ間違えば政治家とか教祖にもなれそうなトーク。それに較べればユーチューバーとしての成功なんて楽勝なのではないかと思う。だが、自分の特性がユーチューバーに向いているからといってユーチューバーになるなんていうのは面白くもなんともないわけで、彼はきっとロックスターになりたいのだろう。なりたいとかいう欲望ではなくて、根っからのロックスターなのだろう。スターなのかどうなのかというのは人気によって決まるという考え方もあるだろうが、僕はそうではないと思う。自分が「オレはロックスターなのだ」と思える人は、人気などなくたってスターなのであり、そう思えない人はスタジアムを埋めるようなファンに囲まれていたところでスターにはなり得ない。その意味で、彼は生まれながらのロックスターなのであり、生まれながらのロックスターが「人気が出そうだから」程度の理由でユーチューバーになろうとか、アホかと。だからカワノはユーチューバーになどなることなく、このハイテンションを武器にしながら、名実共にロックスターになる日に向けて驀進してくれることだろう。今こうしてまだまだ無名といえる彼らに出会えて、僕は幸せだ。このハイテンションでけったいなロックバンドが、本当にスターとなってカリスマになっていくことを、大いなる希望とともに願っていますよ。

(2020.7.13) (レビュアー:大島栄二)


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review, 大島栄二

Posted by musipl