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Khruangbin『Pelota』【グールヴ感を漂わせる曲調ながらも、丁寧でうつくしい仕上がり】

延期が決まったフジロックについて話すのも気が重いのだが、これはこれで現実を受け入れるしかない。来年を楽しみにして前向きにいこう。さて、Khuruangbinは昨年のフジロックでも最終日のField of Heavenのトリを飾り、その記憶もまだ新しい。この日のステージでは完成された世界観を披露して、ただただうっとりとするような空気を作り出してくれた。最終日にしてようやく晴れ渡った夜空の下で、本当に気持ちのいいステージだった。元からのファンの方々はもちろん、一気にKhruangibinの世界にひきこまれた方も多いはずだ。そしてライブ同様、このアルバムの中でも気持ちよい音が鳴っている。エキゾチックで、(タイの)ファンク、ガレージ色、という雑多な混じり合った要素を持つ彼らの作品だが、この曲を聴いてもらえればわかる通り、グールヴ感を漂わせる曲調ながらも、丁寧でうつくしい仕上がりだ。ぼおっとしながら延々リピートできる。ゆったりうっとり彼らの世界に浸りまくりたい。

(2020.7.15) (レビュアー:夜鍋太郎)


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Posted by musipl