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Doves『Prisoners』【なぜこのバンドを好きだったのか、改めて気づかされる】

2002年の2ndアルバムは、Dovesの代名詞と言える名盤だ。私にとっても非常に思い入れが強い。そんな彼らが今年に入り、実に11年ぶりの新曲をリリースした。アルバムも9月に発売する。停止、休止、解散、どの状態だったかはわからないが、まず活動再開自体に驚いた。その驚きが一旦落ち着くと、いよいよ新作が楽しみでならない。とりあえず、先行リリースされた曲で高まる期待を落ち着かせるしかない。久しぶりにじっくり聴いてみると、なぜこのバンドを好きだったのか、改めて気づかされる。抒情的なギターサウンドはもちろん、何よりもヴォーカルの声がいい。懐かしさもあって、余計に泣きそうになる。完全に余談なのだが、彼らのバンド名が「鳩」だということ忘れて、毎回のように、あ、鳩だった、と軽く衝撃を受ける。こちらの脳みそこそ鳥頭的だが、彼らの曲に対する愛情は、まるで揺らぐことなく、熱く、しっかりと私の心の中に残っていた。それがまたうれしい。

(2020.8.26) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl