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二人目のジャイアン『追憶の体温』【ジャイアンという名前からどんな音楽かを想像すると裏切られるよ】

二人目のジャイアンってバンド名から、あのジャイアンのもうひとりなんだから、どんな壮絶な破壊力のある音程を外した歌なんだろうかと、そりゃ想像しますよ。でも、聴いてみたらそんな想像とは真反対と言っていいほどの綺麗な歌声。バラードを切々と歌い上げるので逆にビックリした。HPを見ても過去の活動歴みたいな記述が見当たらないのでどんなバンドなのかイマイチ判然としない(そもそもHPの活動歴程度でバンド活動のすべてがわかる訳も無いけれど)が、ディスコグラフィを見ていると、どうやら過去には二人目のジャイナというバンド名だったらしい。それをジャイアンという名前に変えることによって、バンドが認知されやすいのか、認知されると同時に誤解されたりもするのか、いろいろあるけれど、こうしてそこにひっかかって文章書いたりしてる人がいるということは、まったく無駄なことではないということだろう。

このバラードだけでバンドのことを判断するとかありえないので、アップされてるいくつかの曲を聴いてみると、ファンク色の強い楽曲が多かった。ボーカルがリハの時でも山高帽(なんていうんだっけ、この帽子)をかぶってて、H ZETTRIOと近藤房之介とレピッシュが混ざったバンドのようだなと思った(どんなんやねん)。たまたまの巡り合わせでこのバラードを紹介することになったが、なんとなく気になったという人は他の曲も聴くときっと良いよ。それはどのバンドどのミュージシャンについてもいえることだろうけど、この二人目のジャイアンについては特に、これ以外の曲を聴くことが必要だという気がする。

(2019.4.25) (レビュアー:大島栄二)


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review, 大島栄二

Posted by musipl