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Floating Points『Last Bloom』
【生命の息吹を躍動するエレクトロミュージックで表現】

強烈なまでに躍動的な曲だ。ヘッドフォンでこの曲を聴いていると、音の一つひとつが左右に、前後に、そして上下に動き回っているような感覚に陥る。その動きを感じているだけで気持ちがいい。音の世界に没頭してしまう。エレクトロミュージックなのに、どうしてこんなにも有機的な世界を生み出してしまうのか、その才能に恐れ入るばかりだ。また、MVの映像もすばらしい。まるで神視点のように「自然」を映し出している。これは生命の息吹そのものではないだろうか。神々しく、うつくしい世界が広がっていく。Last Bloom、まさに最後の花、とでも言うべき内容だ。映像と音との融合、それはまるでアウフヘーベン的世界とでも言うべきか。映像につられて、つい壮大なことを言ってしまったが(私自身にもまるで意味不明である!)、私はただ、うほほーい、とこのうつくしくも躍動する音楽を能天気に味わい、ただ踊るだけである。もう一度、くり返し言いたい。うほほーい!

(2019.11.20) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl