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Hinds『The Club』【デビュー時から変わらないガレージ色の強いローファイな音がシンプルなバンドミュージック】

スペイン発ガールズバンドの2ndが発売された。ガレージ色の強いローファイな音だがシンプルなバンドミュージックが魅力で、その自然体な姿勢はデビュー時から変わらない。この曲も軽やかさと切なさが、ストレート且つシンプルに表現されている。風通しがよく、周囲の空気をポジティブに変えてくれる。MVではスキー場で演奏しているのだが、手がかじかみやしないか、なんて心配はともかく、すごく楽しそう。現在、春ど真ん中であるが、あれだけ寒くて辛かった今年の冬を(というかスキー場を)恋しく思ってしまった。ないものねだり、とでも言うべきか。失われたものに執着しがちな、人の愚かさたるや! どうしてそんな大げさな物言いをしたのか我ながら不明だが、スペインと言えばシエスタ。このような雪山でも、彼女たちは午睡を楽しむのだろうか。寝たらあかんで! 寝たら死ぬで! と劇的な感じで言いたい。ああ、完全に余談だった。愚かなわたしは猛省したい。

(2018.4.25) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl