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桜庭龍二『旅人』【新しく作られたはずの桜庭龍二『旅人』が、ボロ宿紀行のロケ地にマッチする】

ドラマ「日本ボロ宿紀行」を見てます。昭和歌謡の一発屋が、当時のヒット曲のCDを背負って再起。おじさん歌手と美人若手マネージャーの二人が地方営業ドサ回り。温泉街で歌いつつ、おカネがないのでボロ宿に泊まると、そこにエピソードがある。だが、CDはあまり売れないというループ。若いマネージャーが枯れ専で、壁のシミや階段の軋み、古い看板に身悶えする様子を見守りつつ、セットではなく現存する大正昭和テイストのロケ地を楽しむ。やがて無くなってしまうか新しくなってしまう街並み、建築物。リアルでは新しく作られたはずの桜庭龍二『旅人』が、ボロ宿紀行のロケ地にマッチする。そこに、ドラマチームのひなびた街に対する愛情をしっかと感じた。

(2019.3.21) (レビュアー:北沢東京)


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review, 北沢東京

Posted by musipl