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HY『366日』【レビューなんてまったく不要な、名曲中の名曲】

HYの名曲のライブ映像が3月末に彼らのオフィシャルYouTubeチャンネルにアップされていた。久しぶりに聴いたけれど、やっぱ良いな。HYに限らずアーチストというのは、ノれるアップテンポな曲から沁みるバラードまで様々なレパートリーを持っているものだが、代表曲というと沁みる曲になっていることが多い。HYにも名曲はたくさんあって、いやいや彼らの代表曲は別のあの曲だよという人もたくさんいると思うけれども、個人的にはやっぱりこれだ。タイトルの「366日」というのは別に閏年のことを言ってるのではなくて、愛するあなたを想うには365日では足りない、という意味があるという。面白いタイトルのつけ方だと思うし、その含意の多いタイトルをすんなりと受け入れるファンもすごいし、そもそもそんなタイトルが云々とか関係なく泣かせる楽曲の力がものすごい。YouTubeにはこの曲をカバーしているプロからアマチュアまで様々な動画がアップされているが、そのほとんどがオリジナルを超えられず。まあそうだよな、これをオリジナル超えるなんてほとんど無理だよなと普通に思う。楽曲を解体してHIP HOPとかテクノとかにしてしまえば比較することさえできなくなって、超えるとか関係ない別のオリジナリティとして成立するかもしれないけれど、そんな風にしたら楽曲そのものの感動性とかが台無しになるのは間違いないし。まあ、いろいろ言っててもこのレビューだってオリジナルの良さを伝えるための手助けなんかには1mmもならないだろうし、もう黙ってこの曲聴いてよと言う方がいいんじゃないかとさえ思えてくる。本当の名曲中の名曲だ。

(2019.5.4) (レビュアー:大島栄二)


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review, 大島栄二

Posted by musipl