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ハンブレッダーズ『COLORS』【見事に自己表現が実現している洗練された表現】

ハンブレッダーズを6年前にレビューして、その時はたまたま京都を舞台にしたMVだったから惹かれてというものだったのだけど、爽やかな風のような印象を受けたことを思い出す。当時のMVはもう削除されてて見ることができないのだけれど、ほぼほぼ当時のライブ映像は探せば今でも見ることができる。興味ある人は自分で探してもらえばいいのだけれど、それ以降6年間での成長というか、この聴きやすさ、インパクトは一体なんだろうかと思うくらいに洗練されている。この間いろいろなことがあったのは彼らのwebサイトに事細かに書いてあるし、関西でいろいろなバンド情報をチェックしていると名前は本当によく目にしていたので活躍しているんだろうなあと思っていたら、一昨年メジャーデビューまでしてた。メジャーデビューしたからといってすべてがうまくいくばかりではなくて、メンバーと意見の合わないディレクターと組まされてしまったら魅力を引き出してもらえないし、本人のやる気がどんどん削がれてしまう。だが、彼らの場合はきっとすべてがいい方向に回ったのだろう。このMVを見て聴く限り、愚直で自分だけにしかわからないような自己満足表現は一切顔を潜めてて、だからといって誰かの言いなりで自己表現のかけらもないみたいなものにはなってなくて、見事に自己表現が実現している。もちろんそれは別にメジャーデビューのおかげというわけではなくて、この6年の彼らの活動すべてをかけて築き上げた彼らのスキルやテクニックや音楽への考え方の故なのであって、だからこんなにグイッと明らかな成長をしているのが本当にすごいなと思うけれど、その本人たちの努力の結果を潰してしまわなかったトイズファクトリーもエラかったなと思うし、潰されなかったハンブレッダーズが一番エラかった。

(2021.4.16) (レビュアー:大島栄二)


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Posted by musipl