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Washed Out『Get Lost』【「チルウェイヴの代名詞」Washed Out史上、最も“踊れる”一曲】

うひょひょー、この浮遊感、たまらない。のっけから奇声を発生した件を、どうかなかったことにしてもらいたいところではあるが(奇声のチョイスも同様)、やっぱり、たまらない。Washed Outの新曲がやたらとかっこいい。チルウェイヴというジャンルの代名詞的存在でもあった彼が、こんなノリノリな曲を、しかもあくまでクールに、おしゃれに、打ち出してくるなんて! しっかりビートを鳴らしつつ、そこにボーカルやベルの音、ジャズ風味のサンプリング、それらの重ね具合は完璧に調和が取れている。だからこんなにもビートが効いているのに、うるさくないし、鬱陶しさや暑苦しさもない。それでいてどこか夏を感じさせる。これからの季節にぴったりじゃないか、と言いつつ、きっと私は冬になっても聴き続けるだろう。なんなら、うひょひょー、とも叫ぶだろう。Washed Out史上、最もシンプルに踊れる曲だ。最初から最後まで気持ちいい。発売したばかりのアルバムも要チェック!

(2017.8.2) (レビュアー:夜鍋太郎)


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review, 夜鍋太郎

Posted by musipl