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2020年5月マンスリーランキング

2020年5月ランクイン動画再生リスト


1位:RAF『世界』


日常が100%満足で充足しているのであれば、旅にでる必要なんて無い。満ち足りているようでも、気付かないストレスに晒されていて、それで非日常を味わいたくて人は旅に出る。そういう旅は、またそこに戻ってくることを前提にしている。ストレスから一時的に解放されたいのだけれど、それでもそのストレスのある日常は戻ってくる価値のあるものだ。……


2位:Absolute area『遠くまで行く君に』


大切な人が去っていく。去っていくのではなくて遠くに行く。だからきっと帰ってくるのだ。そう思いたくともほとんどの場合、遠くに行く人は帰ってこない。共有していた時間や記憶は連続しているから共有なのであって、一旦途切れるともう記憶でしかなくなる……


3位:ITAZURA STORE『sen』


このふざけたお遊びのような名前のバンドが奏でるポップ。おいおいお遊びなんかじゃないじゃないかこの本格的なポップミュージックは。ボーカルAKANITAの声質がアイドル的なコケティッシュといっていい種類のものなので一瞬若い子のお遊び的な表現だと誤解してしまいそうになるが、高いところから低いところまで広い音域をカバーするボーカル能力は特筆すべきだし……


4位:moon drop『西大寺より』


西大寺という街の名前はどのくらいメジャーなのだろうか。奈良県にある街の名前で、近鉄を利用して大阪から京都へ、京都から伊勢志摩へと移動するのなら必ず通過する駅名で、乗り換えをそこでしなければならないこともしばしばだ。だから関西に移り住んでから西大寺というのは僕の中ではかなりメジャーな地名になっているけれど、東京にいた頃には全く知らなかった……


5位:坂口恭平『休みの日』


「徘徊タクシー」などの著作や、SNSでの目立った発言で知られる坂口恭平が、気がついたら歌を歌っていた。聴いてみた。なんてことは無い普通の歌だ。でもそのなんてこと無い普通の歌が意外にもとても新鮮に聴こえてきた。今人前で歌を歌う人がこんなにも普通の歌を普通に歌うということがあるだろうか……


6位:Karin.『命の使い方』


死にたいと考えている人の気持ちが本当にわかるのなら、その人はもうとっくに死んでしまっているだろう。そしてそのとっくに死んでしまっている人たちが年間に万単位でいて、残される人たちにはどうしてもその理由がわからなくて……


7位:harue『失踪』


この疾走感はいったいなんだろうか。曲名は失踪なのに楽曲からは疾走感。いや、ダジャレを言っている場合じゃないんだけれど、そんなつもりはないんだけれど、曲の頭から最後まで必要以上に駆けている感じに満ちあふれている。ポップミュージックのAメロBメロサビというパターンが、この曲の場合サビから入っていく形にはなっているものの基本パターンをきちんと踏襲していて……


8位:パクチーズ『君の好きな花』


パクチーズの『君の好きな花』は「プール」の劇中歌。日本の生活を置き去りに、タイで思うままに暮らしている小林聡美が、静かなプール脇のイスに腰掛けてギターを弾きながら唄う。これが、作詞作曲小林聡美と知ってから再び映画を観ると、一度目に観た時の酷評から大逆転してしまった。この歌はお馴染みの…じゃなくて……


9位:中川家『地下鉄御堂筋線ブルース』


大阪の地下鉄、御堂筋線。その停車駅についてひとつひとつツッコミを入れるという歌。面白い。しかしツッコミを入れられている駅や街について何か知ってるのかというと実はほとんど知らない。西田辺にシャープの本社があったとか知らんし、動物園前の壁にどんな絵を描いてあるのかとか見たこと無いし……


10位:サニーデイ・サービス『花火』


この「花火」にもそれに似た感覚がありながら、ナイアガラ・サウンドのようなスケールの大きさといい、熟練味からして今のあくまで彼らなのだけれど、ずっと前からの彼らの地続き上でもあって、MVでのモノクロームの中で多相な記号群が……


次点:COWCITY CLUB BAND『ランデヴー』


このシンプルなロックンロールがとても清々しい。シンプルなロックと一言でいってみたものの、シンプルな表現というのが一番難しい。なぜならシンプルな表現というのはもう何人もの過去のアーチストがやってきていることで、過去のアーチストの中には大御所とか天才とかが当然含まれる。そういうのを相手に……


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Posted by musipl