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2019年年間ランキング


1位:岡崎体育『龍』


昨年から断捨離という言葉は得意ではないが、身辺整理をしていて、同時にあの段ボールの中の書籍群も読み返したことなかったな、とか、データ化できるものはすべてそうして、コンパクトなサイズのハードディスクに収まったものに妙にしみじみしてみたり……


2位:B’z『兵、走る』


ラグビー日本代表応援ソングらしい。B’zの2人がパフォーマンスしている映像と、ラグビー日本代表がプレイしている映像が交互に映し出される。ラグビー選手は迫力あるな。太腿太いしな。大昔、ラグビー日本選手権を制覇したチームの選手が数日後に行なわれたサッカー天皇杯(だったと思う)の……


3位:中川家『地下鉄御堂筋線ブルース』


大阪の地下鉄、御堂筋線。その停車駅についてひとつひとつツッコミを入れるという歌。面白い。しかしツッコミを入れられている駅や街について何か知ってるのかというと……


4位:木村充揮『天王寺』


天王寺に行くと梅田や心斎橋とはまったく違った雰囲気に包まれる。同じ大阪でこんなにも違うのかと驚かされる。別に治安が特別に悪いということでもないが、そこらへんに酔っ払いのおっちゃんが真っ昼間からいて、慣れてないとゾワゾワとする。他の街では……


5位:桜庭龍二『旅人』


ドラマ「日本ボロ宿紀行」を見てます。昭和歌謡の一発屋が、当時のヒット曲のCDを背負って再起。おじさん歌手と美人若手マネージャーの二人が地方営業ドサ回り。温泉街で歌いつつ、おカネがないのでボロ宿に泊まると、そこにエピソードがある。だが、CDはあまり売れないという……


6位:クリープハイプ『バンド 二〇一九』


クリープハイプも10周年か。新人でしかなかったバンドに10周年とかいわれると自分がどんどん押し出されていく感じがしてちょっと切ない。が、それは10周年を迎えたバンド自身もかつて自分たちがいた場所から徐々に押し出されていく的な何かを感じずにいられない瞬間なのではないだろうか……


7位:GRAPEVINE『Alright』


ホーン・セクションの華やぎ、問いを投げかけるような歌詞の下でうねるグルーヴ。ポップネス、そして、フェイセズ、ストーンズ、ウィルコなどから通じるブルージーな重さと、どこか乾いたサイケデリックな音像。今では珍しくなったほどの”ロック・バンドとして”の音。細部や余計な御託を抜きに……


8位:西城秀樹『ブルースカイブルー』


ザ名曲。西城秀樹の歌をザ名曲と言ってる時点で僕の年齢もバレるというものだが、この動画のコメント欄には「最近知った曲。すごく惚れました!」という言葉があったので、年代に関係なく良い曲は良い曲なのだろう。これがリアルタイムの頃はまだまだ子供で、歌詞の内容など……


9位:フラワーカンパニーズ『ハイエース』


フラカンはいまもハイエースに乗っているのだろうか。バンドがツアーで全国のライブハウスを回るとき、新幹線で移動なんていうのはごく稀なケースで、大抵は交通費をできるだけ切り詰めた手段を考える。初ツアーではメンバーの誰かが持っている普通の乗用車で行くし、ソロシンガーなら深夜の……


10位:Absolute area『遠くまで行く君に』


大切な人が去っていく。去っていくのではなくて遠くに行く。だからきっと帰ってくるのだ。そう思いたくともほとんどの場合、遠くに行く人は帰ってこない。共有していた時間や記憶は連続しているから共有なのであって、一旦途切れるともう記憶でしかなくなる。それでも……

11位:フィッシュライフ『むしかご』


もしも○○になったらどうしよう。人はそんなことばかりを考えて不安を抱えたりくよくよしたり。いやいやいつかどこかで何か予想外のことは起こるんだから、起こった時のためにいろいろと考えて備えていた方がいいよと用心深い人は言うが、予想外のことはやはり予想外のことで……


12位:TETORA『ずるい人』


切り裂くようなハスキーな声。ハスキーというのかこれ? ハスキーとはちょっと違うのかもしれないけれど、各フレーズの語尾で裏返るような発声が限界に挑んでいるように聴こえるし、限界に挑んでいるような歌はやっぱり魅力的に聴こえる。ズルいよこれ。ズルいって言い方もおかしな話で……


13位:EVERLONG『透明になってく』


透明になってくというタイトルが興味深い。歌詞を聴いていると、むしろ逆で子供の頃のようなピュアな心が徐々に濁っていく過程を描いているように思えるから。心が濁っていって、本当に濁っても大丈夫な人は単なる悪人になっていくし、単なる悪人になってしまえば濁った世界に生きていたって……


14位:BABYMETAL『紅月 -アカツキ-』


「Su-metalですっ!」っていう挨拶がおぼつかない頃から、逆輸入に至る大きな現象は痛快だった。なによりも、全部が「好き!」で渦巻いていることのパワー。中の人が「おまえらこういうの好きなんだろ」なんて運営感は微塵も無く「俺たちホント、これ好きだから!」って出してくる曲に……


15位:ワタナベシュウヘイ『I’m free』


夢見る覚悟を決めたのさ。この歌詞にすべてがこめられている。自分の好きに生きるということが夢を見るということなのだろうし、それには当然苦労も伴う。安定した生活が楽に決まっているけれど、その楽な道がどこかの企業に勤めるということであれば、それにはそれなりの苦労も付いてまわる……


16位:TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA『水琴窟 feat.上原ひろみ』


スカパラの代表曲って一体なんだろうと思っても思っても思い浮かばない。でも曲を聴けばスカパラだとわかる。それはほとんどどの曲にも現れる主にドラムのスカビートがスカパラだと教えてくれるからだ。スカパラはホーンセクションがどうしても目立つのでホーンセクションバンドと思われているが……


17位:ザ・リーサルウェポンズ『熱血ティーチャー』


映画「名探偵ピカチュウ」の日本版予告編で流れた、麻倉未稀『HERO』を聴いて、ぼんやりと「この歌、実は日本語より英語歌詞の方がかなり多くて、もしも、全般に渡り日本語と英語ちゃんぽんだったなら、カラオケで唄う人は10倍くらいいたのではなかったか」とか考えていましたよ。その点……


18位:浜田麻里『Black Rain』


古巣ビクターに何十年ぶりかに戻った浜田麻里のずいぶん久しぶりのMV。いやあもう圧巻。圧倒されるというのはこういうものか。思えば僕がビクターに入った年にソウル五輪のテーマ曲に選ばれてブレイクしたのが浜田麻里だった。それまでもヘビメタの女王という異名を誇っていた彼女だったが……


19位:THE YELLOW MONKEY『I don’t know』


人生というものを考える。若い人も、年老いた人も。それぞれが考える人生の様相は、立っている場所が違うのだから見え方もそれぞれなのは当然で。他人がどんなトンネルの中で強風にさらされながら暗闇を眺めているのか、それとも登りきった頂点で風ひとつない青空を眺めているのか。どういう立場であれ……


20位:3markets[ ]『社会のゴミカザマタカフミ』


言葉が速射砲のように迸る。そのすべてが人を否定するための強い罵倒に満ちていて圧倒される。不安を人様にメイキングって一体なんなんだ。ゴビ砂漠よりも乾く心ってどんだけ乾いてんだ。ゴビ砂漠に行ったことないけど絶望的な気分にはなるよ。「オレは社会のゴミ/カザマタカフミ」「大変な底辺/人として零点」って……


次点:RETO『Restart』


これまで3度レビューを紹介してきたRETO。彼らの作品の深さやMVとの関係性、アイディアの卓抜さなどに惹かれて「紹介しなくちゃ」と何度も思わされたのだが、そういう彼らも現役のバンドであって、当然のようにライブはしているはずだったのに、そのことにまったく思いを致すことがこれまでなかった……


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Posted by musipl